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沈黙のパレード:近所のつながりが深い

東野圭吾のガリレオシリーズ 映画化第3作

天才物理学者 湯川が、大学時代の同期でもある刑事 草薙(北村一輝)と内海(柴咲コウ)と共に、事件に挑む。

歌手を目指す女子高生が失踪し、
数年後に白骨死体で発見された。
容疑者として浮かび上がったのは、過去の幼女殺害の罪で
逮捕されたが、完全黙秘をつらぬいたことで起訴することできなかった男と同一人物だった。
今回も容疑者は完全黙秘を続け、不起訴処分となり、女子高生が住んでいた町にやってくる。
両親を含めた住人達が彼を憎む中、事件が起きる。

亡くなった女子高生の両親と、その周りの住人のつながりがとにかく深い。
少なくとも、私はこれほど厚い関係を築けてないので、本筋とは別にいいなと思いました。

2022年製作、130分、日本



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トラフィック

麻薬の根本問題は需要にある

【あらすじ】

名門校の生徒までもが常習するほど、麻薬に汚染されているアメリカ。アメリカへの玄関口であるメキシコ ティフアナで、警察官バビエルは密輸者を逮捕するが、軍隊を使って麻薬組織を掃討しているサラザール将軍に、なぜか、横取りされる。
サラザール将軍は、バビエルの嗅覚を見込み協力を要請、バビエルは協力するようになる。

ワシントンでは、判事ロバートは麻薬撲滅担当大統領補佐官に抜擢されるが、仕事に没頭するあまり家庭を顧みることができず、娘キャロラインへの接し方が麻薬の需要を生んでいることにつながってしまっている。

ロバートとは新しい手段に出て、そうした中、サラザール将軍と共闘を約束するが、将軍は暗躍していたのだった。。

【ひとこと】

「麻薬戦争の根本原因のひとつは需要があることで、親が関心を向けないことが、
ティーンエイジャーが麻薬に手を染めることにつながっている。」と感じました。

2000年公開 アメリカ映画147分

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AMERICAN BEAUTY

ありのままの自分を受け入れる

レスターは42歳。広告代理店につとめ、妻キャロラインと高校生の娘ジェーンと一見幸せな

家庭を築いているが、仕事では行き詰まり、家族との関係は冷え切っていた。

ある日、レスターは、ジェーンのチアリーディングを見に行った時に、大人と少女の魅力を併せ持つ娘の友人アンジェラに一目惚れしてしまう。

レスターは、アンジェラに一目置いてもらう為に体を鍛え始め、彼女と一線を超えそうになるが、

アンジェラも本当の自分をひた隠し続けていた。

レスターは、自己を開放する一環で、ジェーンのボーイフレンド リッキーからドラックを買うようにもなる。

リッキーの父親フランクは厳格な軍人で、曲がったことを許せない雰囲気だが、人に知られたくない自分も認めたくない一面があった。

ありのままの自分を許せないフランクと、ありのままの自分を謳歌するレスターが交錯し全てが崩壊していく。

「本当の自分を認め好きになることが、周りの人を含めた幸せにつながる。」と頭では分かっていても、

なかなかできないのですが、「できなすぎないでいると、ちょっとしたきっかけで、取り返しのつかないことになってしまいかねない。」

と思いました。

ジェーンがアンジェラとの会話の中で「お父さんが自分にもう少し関心を持ってくれたらいいんだけど。」

とポツリと言うのですが、親子問題の大部分を指す一言です。

娘の男友達

隣人の父親は、表向きは厳格な軍人

息子が麻薬の売人をしていることが許せない

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Gravity

冒頭に宇宙空間での船外作業のシーンがあります。そこから観る地球がとにかく美しいです。CGを超えており、自分もそこに居るかのようです。

ライアン博士(サンドラブラック)が、緊張を強いられながら作業する中、マット(ジョージ・クルーニー)は、悠然と遊泳し、家族を話題にたわいもない話を続けます。

この雑談が無ければ、作業の緊張感がさらに増していたでしょう。現実の職場においても、たわいのない会話で場がなごむこと、ありますよね。

その時、ロシアが自国の人工衛星を破壊、連鎖的に発生した無数の破片が、作業中のNASAのシャトルに猛スピードで衝突します。

衝突で生まれた無数の破片が、時速8万キロの猛スピードで音もなしに向かってくるのは、とても怖いです。宇宙空間が真空で無音であることを実感できます。

衝突の衝撃でサラはシャトルから回転しながら遠くに吹き飛ばされます。重力のない空間では上下左右はありません。とても不安定です。日頃、私たちは、地面が下で空を上であることを当たり前としていますが、その感覚は、重力下限定のものであることを体感できます。

マットに頼れなくなってしまったしまった中、ライアンに次の衝突が迫ります。宇宙船のパラシュートのロープがとんでもなく絡まっているのを、サラは、ため息をつきながら「楽勝よ」とつぶやきながらほどきます。ややこしい仕事には、あまり深刻にならずに、これくらいの余裕気分で取り掛かりたいなと思いました。

奮闘が報われないことが続きますが、ライアンとマットの運命は…

2013年 91分 アメリカ

シャトル→issのソユーズ→中国宇宙センター  道のりは長い

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007 NO TIME TO DIE

男なら誰しも、何十年も生きていれば、好きな女性に裏切られたと感じた経験が一度や二度はあるでしょう。また、裏切られたと思ったが、ただの誤解だったこともありがちです。相手の話をよく聞かないまま誤解し続け、取り返しのきかないことになってしまったこともあると思います。ボンドとマドレーヌの別れを見て、相手の話をよく聞かなければならないと感じました。

マドレーヌに裏切られたと感じながら、銃弾を浴びるボンドの悲しげな顔が忘れられません。死んでもいいと思ったのではないでしょうか。好きだった女性に振られたてしまった時に、死にたいと思ったこと、ありませんか?

スペクターを超える敵が、最強のウイルスを使って罪のない多くの人間を殺そうとします。それを、ボンドが阻止しようとする骨格は従来通りです。車や腕時計などの秘密兵器が活躍し、007のクラッシックな側面も健在です。ガジェットの復活は「原点に帰るべき」とダニエルが望んだことらしいです。

タイトルは「死ぬには早過ぎる」という意味。衝撃の結末と重なります。座席からなかなか立ち上がることができませんでした。

ボンドのセリフとエンディングの歌詞に、「時間はたっぷりある」とありますが、「愛する人とゆっくり過ごすことは、かけがえない大切なことであるので、たっぷりと時間をとろう。」というメッセージを感じました。007シリーズから、こんなメッセージを受け取るなんて意外ですよね。

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THE MASTER

第二次世界大戦から帰還した青年フレディは、アル中で、性的に倒錯しており、暴力的な一面があります。

フレディは、職場を追われた帰路で、宗教団体の教祖ランカスターに偶然出会い、ランカスターは教義に基づく訓練でフレディを

まっとうな人間にできたかに見えましたが…

実在する宗教団体サイエントロジーを題材にしているとの考えがあります。

サイエントロジーは、精神病の治療に薬を使用することが危険であることを警告していることから、巨大製薬資本はサイエントロジーを敵視しており、

サイエントロジーを攻撃するためにこの映画が作られたとの考えも出ています。

この考えに配慮した為か、クレジットの最後に、映画がフィクションであることがわざわざ書かれていました。

これらの考えの信憑性は私には分かりませんが、ラストを観て、

「人を穏やかにできるのは、たいそうな教義や行事ではなく、周りにいる普通の人と普通に関わること。」だと感じることができました。


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続 夕陽のガンマン

「続」とありますが、他映画の続編でありません。原題はThe Good, the Bad and the Ugly、「善玉、悪玉、卑劣漢」と訳せます。

南北戦争時代に、墓地に隠された20万ドルの金貨を手に入れようと、3人の善玉、悪玉、卑劣漢が時には協力しながら

闘います。卑劣漢の行いは決して善行ではありませんが、一般人からすると「そうするのも分かる」と思ってしまうものもあり、

「あなたは、果たして3種の人間の内、どのタイプですか?たいていの人は卑劣漢では?」と問われているような気がしました。

「目的が同じでも、やり方によって善人にも悪人にも卑劣漢にもなり得る。」とのメッセージが含まれていると思いますが、

あなたは善玉(クリント・イーストウッドの役)のように締めくくることができるでしょうか?

アメリカは言わずと知れた銃社会です。日本に住んでいますと、なぜあれほど銃が流通しているのかが不思議ですが、西部劇を

観ますと、西部開拓史から南北戦争を経ながら長い年月をかけて、「銃の力で、欲しいものを手に入れ、自分や大切な人を守る。」と

いった考えが醸成されてきたことをしみじみと感じます。

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グリーンブック

アメリカにおいて、法律で人種差別が行われていた1962年、主人公のピアニストは、

ギャラが北部の1/3であるにも関わらず、黒人差別が特に激しい南部デルタ地帯での

コンサートツアーを敢行します。そこには、先達のナットキングコールに倣う意思があったのでした。。

日本に住んでいますと、黒人差別を肌で感じることないと思いますが、誰しも、一時的に、相手や周囲の人との関係がぎくしゃくする

ことはあると思います。「自分から勇気を持って行動することが、状況を好転させるきっかけになる。」

と信じることができる作品だと思います。